■ 照射実験 各種投光器の違いと特徴

トップページ > 電球豆知識 > 照射実験 各種投光器の違いと特徴


■投光器の違いと特徴 「どれを選べばいいの?」


闇夜を照らす煌々とした光。道路工事、建設現場、駐車場、野球場、サッカー場、ライブ会場、
様々なシーンで使われる 投光器。何気ない存在でありながら私たちの生活を支える灯りです。
しかし、実際にはどんな施設にどのような投光器や照明器具がふさわしいか、なかなか専門家でなければ分からないものかも知れません。

ですが、実際にはそれほど難しいことはございません。その種類と特性を理解すれば一般の方でもどんな投光器を使えばよいか分かります。器具が大きく、種類によっては物凄く明るいので取扱に二の足を踏んでしまうかも知れませんが手順を守って行えば大丈夫です。

投光器は決して安価な製品ではありません。特に屋外に常設するようなものはランプや照明器具以外にも安定器などを必要とするので、商品の選択は慎重に行ったいところです。
今回の実験では投光器によく使われる3種類のランプを使用。
投光器も常設に耐えられるものと、仮設用を比較してみました。
日没後、会社の倉庫前で撮影。 ■基本的な照射範囲
日没後、倉庫の前にモデルを立たせて各種投光器とランプの照射を試してみました。
照射距離:約7m
横幅:約584cm(黄色いシャッター部分だけで)
カメラ:三脚に固定

【カメラ設定】 コニカミノルタ アルファスィート
【使用レンズ】シグマ18〜50 ISO100、F3.5、シャッタースピード1/3固定

投光器は同じ高さより照射。目視によるイメージの撮影と照度計によるルクスの計測を行いました。ランプの種類の違いをご覧ください。
●使用ランプ:ハロゲンランプ、H.I.D、水銀灯、バラストレス、レフランプ です。

※写真は、撮影環境・天候により誤差がでてしまいます。予めご了承ください。あくまでの、ご購入に対する参考写真となっておりますので、
実際に光の色・明るさが異なる等により返品等の対応は、お受け出来ませんので、ご了承ください。


■照射実験で使用した投光器具のラインナップ



使用頻度、用途で最適な投光器を選びたいところです。ハロゲン投光器は設置も取扱も簡単、器具も軽いので仮設用には最適です。
メタルハライド投光器は灯具も大きく、安定器も非常に重い器材です。ハロゲン投光器に比べると持ち運びは簡単ではありません。

しかし、上記の照射実験の通りハロゲンよりはメタルハライドが圧倒的に明るいです。仮設でも明るい投光器を使用したいならば、台車などに乗せて運ぶといいでしょう。ホームセンターなどで売られている工具ケースに安定器やコードを入れて運ぶと便利ですね。発電機なども必要ならば一緒に積るので台車は一台あると何気に便利ですよ。

ただし、灯具と安定器を結線する必要があります。接続方法と結線に必要な部材が入っています。結線自体は難しくありませんので、手軽にメタルハライド投光器を作ることができます。ハロゲンランプでは出せなかった圧倒的な明るさを少ない消費電力で実現することができます。