グロースタータ形 , ラピッドスタート形 , インバータ(高周波点灯専用形) に分かれています。
点灯方式により、どんな違いがあるのかをご説明する前に、まずどうして蛍光灯が光るのかをご説明します。 ■ どうして蛍光灯は光るの?
■ 電極間に高電圧をかける仕組みの違いが点灯方式の違いとなります。
上記を踏まえて、3種類の点灯方式の違いを簡単にご説明をいたします。 |
グロースタータという点灯管 を用いて点灯させる方式です。
スイッチオンから点灯まで時間がかかりまた若干チラツキが出やすいのがデメリットですが簡素な設計により価格が安いので一般的に広く普及しております。
1.低力率形
2.高力率形
【ポイント】
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【ポイント】
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【ポイント】
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1. スタータ式点灯回路
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2. ラピッドスタート式点灯回路
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3. インバータ式(電子式)点灯回路
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点灯管(グロースタータ) | 電子点灯管 | |
構造 |
固定電極と可動電極(バイメタル)を内蔵しています。 |
電子回路で構成され、蛍光灯の電極を予熱する回路と、安定器から常に一定電圧バルスをタイミングよく発生させられるタイマー回路を内蔵しています。 |
点灯管の働き | ||
蛍光灯の寿命 | 予熱とパルス発生を繰り返してから点灯するので、蛍光灯の電極に充てんされたエミッター(電子放射性物質)が飛散し、すべてのエミッターが飛散すると蛍光灯の不点寿命となります。 | 1回の予熱とパルス発生で点灯するので、点灯管(グロースタータ)と比べ、蛍光灯の電極に充てんされたエミッターの飛散は少なくてすみます。そのぶん蛍光灯の不点までの寿命が長くなります。 |
点灯管の作動(点滅)や点灯により、蛍光灯の電極に充てんされたエミッター(電子放射性物質)が全てなくなると、蛍光灯は不点となります。また蛍光灯は点灯時間の経過とともに、蛍光物質の劣化などによって次第に光束(明るさ)が減少します。 一般的に、全光束が初光束の70%になったときが、蛍光灯の寿命とされています。 |
始動補助方式 | 構造 | 用途 | 使用できない器具 | |
内面 |
ガラス管内面全体に、透明の導電性被膜を設けたランプ。 | 一般用 ラピッドスタート形ランプの標準タイプ)インバータ式器具 |
ラピッド式の(連続)調光用具 | |
外面 |
ガラス管外面に、導電性ストライプを設け、口金内部で電極の一方と高抵抗で接続するとともに、ガラス管外面にシリコンを塗布したランプ。 | (連続)調光用 | 防水型、耐蝕型、防爆型の器具 | |
外面 シリコン方式 ( /A) |
ガラス管外面にシリコンを塗布したランプ、器具の接地または、近接導体が必要。 | 高出力用 |