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■蛍光灯安定器寿命とリニューアルのおすすめ
●安定器の寿命について
一般的にあまり知られていないと思いますが、10年を過ぎた照明器具は、外観だけでは判断できない器具の劣化が進んでいます。器具内の安定器が絶縁劣化によって発煙する事故や、コイルの異常発熱による断線、コンデンサケースの破損など、様々なケースが報告されています。安全を考えて、早めの点検・交換を心掛けてください。※古くなった照明器具は早めに取り替えるのが一番ですが、JIS(日本工業規格)によれば、交換の目安を10年としています。
パナソニック 器具の寿命について(pdf)
●蛍光灯器具・安定器が故障した場合
古くなった蛍光灯器具や、安定器の故障による点灯不良になってしまった時に、蛍光灯器具を新しく購入して交換をするしかないと考えてしまうと思います。
大きな事務所・倉庫等で蛍光灯器具を利用されている際、蛍光灯器具を取り替える時に、かなりの金額がかかってしまい、交換するのをとまどったりする事もあると思います。
安定器の故障やソケットの故障は、部品を交換するだけで修理する事ができます。
●安定器を交換した場合のメリット
使用している蛍光灯器具の安定器が銅鉄式安定器(グロー式・ラピッドスタート式)の場合、インバータ式の安定器へ交換する事で、明るさがUPします。
明るさが大幅に明るくなることで、蛍光灯器具の台数を間引いたりする事で電気代を低減させることも可能。
既存の器具を使用するので、修理金額を抑えることが出来ます。
※安定器・ソケットの交換には、電気工事士免許が必要となります。
●明るさの違いについて
例として、蛍光灯器具40W形2灯式グロー低力率 FT-42005 使用蛍光灯 FL40SSW/37×2本の場合、
明るさは約5,880lm。
インバータ式安定器 32W2灯式 FMB-2-326207R2 に変更した場合
使用蛍光灯 FL40SSW/37×2本 約 6871lm。
蛍光灯をFHF32EX-N-Hに変更した場合、約8777lmへとあがります。 |
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